[酒と女の物語 第2話] 私の日本酒history

「酒と女の物語」とは… わたしたちははなぜ日本酒が好きなのか。「にいがた美醸」のメンバーそれぞれが織り成すお酒との物語を連載いたします。 第2話のタイトルは「私の日本酒history」

[酒と女の物語 第2話] 私の日本酒history

私が日本酒に興味を持ったのは、20代後半になってからです。それまでは、カクテルやチューハイなど甘いお酒を好んで飲んでいました。
元々、父が日本酒好きで幼い頃から日本酒を美味しそうに飲む姿を見て育ったものの、日本酒と言うと「おじさん(おやじ)の飲み物」というイメージが強かったです。
そんなある日のこと、新潟市内のホテルで行われた日本酒のイベントに、何気なく参加したのが始まりでした。それは、新潟県内の酒造会社と新潟市内のホテル主催のイベントで、日本酒のうんちくについて学びながら、酒蔵さんが用意して下さったお酒と、それに合うホテルの料理を楽しむというものでした。
米の磨き具合や酒の温度で味の印象が変わること、新潟県は、美味しいお米と水、風土に恵まれているおかげでこんなにおいしい日本酒を造ることができるのだということを知りました。
また、お酒が進むにつれて、イベント参加者の方たちともすっかり打ち解け、

「日本酒を好きになったきっかけは?」
「おすすめの飲み方や、それに合うおつまみは?」

など、日本酒好きという共通点があるがゆえ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。こんなに奥が深く、人を笑顔に出来るお酒は、日本酒独自なのではないかと思いました。それ以来、日本酒にすっかりはまってしまった私。
居酒屋さんで行われる日本酒のイベントや、女性限定の利き酒会など、いろいろ参加するようになりました。更に嬉しいことに、新潟の日本酒が好きで、日本酒を楽しむ女性を対象とした「にいがた美醸」というコミュニティがあることを知り、すぐに入会させて頂きました。日本酒関連のイベントはもちろん、酒蔵見学や仕込み体験などにも参加することができ、日本酒に対する知識や理解がより深まったと共に、何よりも、自分と同じように日本酒が大好きな女性たちがこんなにも沢山いるということ、その方たちと、楽しい時間を共有出来ることが何よりも嬉しく、幸せに感じました。
日本酒に興味を持ってから、それまではあまり感じなかった日本の文化、代々受け継がれてきた伝統の技など大切にしていきたいなと思うようになりました。
お酒造りも、日本古来の大切な文化の一つです。
これからも、日本酒好きな人がもっともっと増えて、日本酒が広がっていったらいいなと思いました。
私にとって日本酒は、いつもどんな時でも寄り添ってくれる、大切な大切な存在です。
日本酒との出会いに感謝しながら、これからも日本酒ライフを楽しんでいきたいです!
(投稿者:のっぴー)